“アッサンブラージュボックス”でオリジナルワインを創ってみた

2020 年 06 月 15 日ライター:SUDACHI YOSHIDA

こんにちは、ワインを愛するイラストレーター、吉田すだちと申します。
1日の中で最も心がときめくのは、夕飯時にワインを選んで栓を抜く瞬間です。
夫もワインに目がないタイプで、毎晩二人でワイン談義に花を咲かせています。


そんな私たち夫婦ですが、先日、ついにWINE BLEND PALETTEの“アッサンブラージュボックス”を自宅で体験してしまいました!
アッサンブラージュボックスとは、自分好みのオリジナルワインを創ることができるセットです。

ワイン好きと言えども、自分でワインを創るという経験はしたことがなかった私たち。
クリエイティブなワイン造りの工程の一つである“アッサンブラージュ”(ワインのブレンド)にトライできると聞いて、わくわくしながら臨みました。

その時の様子をレポートします。

ボックスが届いたら早速アッサンブラージュ体験

オーダーしていたアッサンブラージュボックスが届いたら、まずは同梱されているパンフレットを読み込みつつ、ガイドに従って実際にアッサンブラージュを体験するところからスタートしました。

(わが家には無駄にワイングラスがたくさんあるので、贅沢に使ってみました。
「こんなにたくさん用意できない」という場合でも、ワイン用ではない普通のグラスでも大丈夫そうなので、心配はご無用です。)


アッサンブラージュに使うキュヴェ(ブレンド用のワイン原酒)は5種類。
まずはそれぞれの特徴を確認していきます。
アッサンブラージュの醍醐味は、異なる香りや味わいの原酒をブレンドすることにより、個性豊かなオリジナルワインに仕上げること。
そのため、原酒の特徴をつかむことが重要なのです。

これが、もう既に楽しい。

「ぶどうの品種や生産地域、醸造方法や熟成方法が違うだけで、こんなに味や香りに個性が出るなんて!」と、二人とも感動しながらテイスティングしました。

普段からワインをよく飲む私たちですが、複数のワインを同時に味わうことなんて滅多にないので、この感動は新鮮です。

続いて、実際にアッサンブラージュを体験しました。
アッサンブラージュによる変化をより実感できるオススメレシピに沿って自分でワインをブレンドし、試飲します。

これも、めちゃくちゃ楽しい。

ワイン同士を混ぜるだけ、たったそれだけで、目の前の液体がどんどん変化をとげていく…。
味覚と嗅覚が刺激されまくって、大忙しです。

ちなみに、グラスにワインを注いでブレンドする時は、セットに含まれているスポイトを使います。
それがまるで理科の実験のよう。
大人になってからスポイトを使う機会なんてなかったので、つい童心に返って夢中になってしまいました。

いざ!オリジナルワイン創り

いよいよオリジナルワインを創っていきます。流れはこんな感じ。

  1. 創作するオリジナルワインのテーマを決める
  2. テーマをイメージしながら、アッサンブラージュに使うキュヴェ、ブレンド比率を考える
  3. 実際にワインをブレンドして、オリジナルワインを創る

今回、私たちが考えたテーマはこちらです。

すだち

大好きなアーティスト、椎名林檎さんの楽曲の中でも特にお気に入りの曲「丸の内サディスティック」をイメージしたワイン

出身地、関西のソウルフード“粉もの”に欠かせない“お好みソース”に合うワイン


二人とも「考えるのが楽しくてイメージしやすいものがいいよね」ということで、自由な発想でテーマを設定してみました。
もし「アッサンブラージュボックスには興味があるけれど、テーマ設定に自信がない」という方がいらっしゃいましたら、参考にしてみてください。
テーマが決まったらブレンド計画を考えます。

これがとても楽しかった!

「考えるのが楽しくなるようなテーマ」を選んだので、見事に作戦成功。
例えば私のテーマ「丸の内サディスティックをイメージしたワイン」なら、
(1)J-POPの軽やかなリズムはマスカット・ベーリーA、
(2)歌詞に表現されるディープな世界観はプティ・ヴェルド、
椎名林檎さんの豊かな感性は複雑性のある樽熟成カベルネ・ソーヴィニヨン…
というように、表現したい要素をキュヴェの特徴と照らし合わせて選んでいきました。


また、夫のテーマはいわゆる食品とのマリアージュ。
そうであるならば、実際に舌で確かめながらブレンドするべし!
ということで、冷蔵庫から持ってきたソースをなめながら、アッサンブラージュを進めました。
まるで、食品メーカーの商品開発室のような光景(だいぶカジュアルな商品開発室ですが)。
「う〜ん、ソースがワインを引き立たせるのではなくて、ワインがソースの味わいを膨らませるという発想でアプローチした方が…」なんてぶつぶつ呟きながら、試行錯誤をしていました。

オリジナルワイン完成、実食ならぬ…実飲!

そうして出来上がったワインがこちら。

すだち:大人になってから聴く「丸の内サディスティック」

  • カベルネ・ソーヴィニヨン 樽熟成:20%
  • プティ・ヴェルド:40%
  • マスカット・ベーリーA:40%

メロディや声音の軽快な格好よさ、歌詞のディープな世界観…
歳を重ねてから聴くと、よりグッとくる至極の一曲「丸の内サディスティック」。
そんな“大人になってから聴く「丸の内サディスティック」”をイメージしてワインをアッサンブラージュしました。
都会の夜風にあたりながら「丸の内サディスティック」とともに味わってほしい1本。

夫:関西人のソウル“お好みソース”にあわせるワイン

  • カベルネ・ソーヴィニヨン 樽熟成:30%
  • プティ・ヴェルド:70%

関西人のソウルフード、粉もんの主役といえばお好みソース!
試行錯誤のすえにたどり着いた答えは意外とシンプル!
たこ焼きやお好み焼きに合わせれば、ソースの旨味がぐっと引き立ちます。



出来上がったワインはお互いに交換して、実食ならぬ…実飲!

私がアッサンブラージュしたワインの味わいは「基本的には軽やかでポップな印象なんだけど、渋みや複雑さも感じられて、椎名林檎っぽい…かも!」との評価。
夫のワインは実際にソースに合わせていただきましたが、確かにソースの味わいが引き立つ感じがして、狙い通り。
このブレンドが一番「ソースの甘みが引き立つ比率」だったのだそうです。
「商品開発くん、成功おめでとう」と声をかけておきました。

完成したワインの楽しみ方

せっかく創ったオリジナルワインなので、フルボトルで購入して楽しんでみようかと計画中です。

「大人になってから聴く「丸の内サディスティック」をイメージしたワイン」は、椎名林檎さんのファン仲間との集まりに、ぜひ持っていきたいところ。

皆がどんな評価をくだすかドキドキします。
むしろ、他の人が「丸の内サディスティック」をイメージしながらアッサンブラージュしたら、どんなワインができるのか興味があります。


「関西人のソウル“ソース”にあわせるワイン」は、夫の実家に帰省する際にお土産にしたいと考えています。
本場の粉もんに合わせて飲んだとき、他の関西人はどう感じるのか。
こちらも興味津々です。


テーマを決めてワインを創ったことによって、実際にそのテーマに沿ったシーンで飲んでみたい!という気持ちがふつふつと芽生えています。
自分の感性の答え合わせをしたいというような感覚も少し。

しかし、単純に美味しいワインができた自信はあるので、一緒に飲む人には満足してもらえるはずです。

最後に

正直に言うと、はじめは「たった5種類のキュヴェをブレンドするだけでしょ」なんて思っていました。

しかし実際に体験してみて、表現の幅が広いことに驚きました。

たった5種類と侮るなかれ、ワインのアッサンブラージュには無限の可能性が秘められています。

一般的にワインは「造る」と書きますが、アッサンブラージュボックスはワインを「創る」ためのもの。
まさに、クリエイティブな体験でした。

アッサンブラージュボックス購入ページ



吉田すだち(よしだすだち)
都内在住のイラストレーター。サンマに寄り添う「すだち」のように、コンテンツの<味わい>を引き出すイラストを製作中。日本ソムリエ協会認定「ワインエキスパート」。趣味は都内の美味しいワイン&料理の探索。2匹の愛する猫たちと暮らしながら、猫アレルギーが発覚!?鼻づまりと格闘しつつ、美味しいワインに舌鼓を打つ毎日をおくっている。
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