【ワインを知る第一歩】キュヴェ飲み比べのススメ

2020 年 06 月 25 日ライター:SUDACHI YOSHIDA

数年前、食通の知り合いに勧められて1杯のワインをいただいたのをキッカケに、ワインの美味しさに目覚めました。
「とりあえずビール」派の自分が1杯目からワインをオーダーするようになったのですから、驚くばかりです。

しかし、当時の私はワインに関してノー知識。

店頭に並ぶワインの中からどれを選ぶべきかわからない。
ラベルにはフランス語や英語の馴染みのない単語が並んでチンプンカンプン。
「ワインって美味しいけど難しいのね」なんてつぶやきながら、よく知りもせず飲食店で無難なハウスワインをオーダーして満足する日々でした。
それから時が経ち、たくさんのワインに出会って飲んで勉強をして、ある程度の知識を蓄えました。

そんな今だからこそ、こう思います。
「ワインを適当に選んで何となく味わって終わりにするのはもったいない」と。

ぶどうの品種や造り方などによって、ワインは実に様々な表情を見せます。
“カベルネ・ソーヴィニヨン”と“メルロー”では、香りも味わいも異なります。
そういった違いに気づいて理解を深めると、ワインライフはとたんに充実するのです。
ラベルを見て味わいをイメージできるようになるし、自分の好みを発見することもできる。
そうすればワイン選びも格段に楽しくなるし、口にした時の感動も倍増します。

品種や造り方による違いを理解するためにどうすればよいのか。
最も確実なのは、とにかく多くの種類のワインをたくさん飲んで、片っ端からメモを取りつつ、記憶していくことです。

シンプルですね。

しかしこの方法には、かなりのお金と時間がかかってしまうという欠点があります。
さらに、多くのワインは複数の原酒をブレンドして造られており、市販のワインを飲んで品種や造り方の特徴を捉えるのはなかなか難しいという現実もあります。
様々な種類の原酒を手元に取り寄せるのも大変です。

そこでお薦めなのが、WINE BLEND PALETTEのアッサンブラージュボックスです。

アッサンブラージュボックスの特徴

アッサンブラージュボックス

アッサンブラージュボックスとは、自分好みのオリジナルワインを創ることができる商品です。

“アッサンブラージュ”とは、「異なる味わいのキュヴェ(=ワイン原酒)をブレンドし、ワインの個性を創りあげる」というワイン造りの工程のひとつ。
ワインは世界中で造られていますが、そのうちの多くのワイナリーでアッサンブラージュが行われており、私たちが普段楽しんでいるワインも多くがアッサンブラージュにより造られているのです。

ボックスの中には、アッサンブラージュ用の赤ワインのキュヴェが5種類含まれています。
この5種類のキュヴェを飲み比べることによって、以下の事柄を効率よく理解することが可能なのです。

  1. 赤ワインのメジャーな品種の味わいを比べることで、品種ごとの特徴をつかむことができる
  2. 樽熟成ありのキュヴェと樽熟成なしのキュヴェを飲み比べることで、熟成方法の違いによる味わいの変化を体感できる
  3. アッサンブラージュによる味わいの変化を感じることができる

これらを通して自分の好みを発見できれば、ワイン選びをより楽しめるようになるはずです。
また、アッサンブラージュにより造られる多くの市販ワインの味わいもイメージできるようになるので、自信を持ってワインリストと向き合うことができるようになるでしょう。
アッサンブラージュボックスは、奥深いワインの世界を気軽に、そして的確に体験できる、とっておきの手段なのです。

5種類のキュヴェの特徴

アッサンブラージュボックスの5種類のキュヴェについて、その特徴を具体的に見てみましょう。

1、マスカット・ベーリーA

日本を代表する赤ワイン用の品種です。
マスカット・ベーリーAから造られる赤ワインは明るいルビー色をしています。
最大の特徴は、イチゴのような甘い香り。
綿菓子の香りにも例えられ、“キャンディ香”とも呼ばれます。
飲み口は軽く、渋みは控えめ。
とても滑らかな飲み心地です。
よく「マスカット・ベーリーAは和食との相性がいい」と言われますが、軽快な口あたりとみりんのような甘い香りを感じると、その意味がよくわかります。

2、カベルネ・ソーヴィニヨン(樽熟成なし)

世界中で栽培されている、最もメジャーな赤ワイン用品種の一つです。
アッサンブラージュボックスのカベルネ・ソーヴィニヨンはフランス産です。
カシスやブルーベリーなどの“黒い果実”の香りが特徴的です。
また、森の土、しっとり湿った葉っぱ、杉などの木の香りも感じられます。
人によってはピーマンのような青々としたニュアンスも感じ取れるかもしれません。
樽熟成をしていないタイプなので、ぶどう由来のしなやかなタンニン(渋み)を感じることができます。
複雑でありながらバランスのとれた味わいです。

3、カベルネ・ソーヴィニヨン(樽熟成あり)

同じくフランス産のカベルネ・ソーヴィニヨンですが、こちらは樽熟成されているタイプ。
樽熟成によるバニラのような香りを感じることができます。
また、オーク樽由来のタンニンが加わることでより渋みが強調され、味わいに奥行きやふくよかさがプラスされています。
樽熟成なしのカベルネ・ソーヴィニヨンと飲み比べることで、熟成方法による違いを体感できます。

4、メルロー

カベルネ・ソーヴィニヨンと並ぶ、メジャーな赤ワイン用品種です。
メルローも世界中で栽培されていますが、アッサンブラージュボックスのメルローは南米のチリ産です。
その特徴はなんと言っても、華やかな“果実感”です。
熟したイチゴやブラックチェリー、ブルーベリーなどの豊かな香りを感じることができます。
口に含むと、まるでジャムのような濃い果実の風味が広がります。
渋みは柔らかいながらも、華やかな果実感によって非常に飲みごたえのある味わいです。

5、プティ・ヴェルド

主にフランスのボルドーにて、アッサンブラージュ用の品種として栽培されています。
アッサンブラージュボックスのプティ・ヴェルドはチリ産です。
プティ・ヴェルドのワインは非常に濃いガーネット色(黒っぽい赤紫色)をしています。
最大の特徴は、力強い渋み。
そのため、ボルドーではスパイスのようにほんの少量、アクセントとしてブレンドされることが多い品種です。
単独で味わうと、クルミのような香りにインクのニュアンスを感じます。
凝縮感があって重厚な味わいです。

これら5種類は数ある赤ワイン用品種の一部です。
しかし、日本を代表する品種や世界的にメジャーな品種を味わったり、醸造方法の違いを感じたり、アッサンブラージュに使われる代表的な品種を体感したり…
というように、効率よく基礎的な知識を得ることが可能です。

アッサンブラージュによる変化

キュヴェの特徴をつかんだら、次にアッサンブラージュによる変化を感じてみましょう。
各キュヴェをアッサンブラージュした時に、ワインにどのような変化がみられるかを整理したのが下の表です。

キュヴェの種類アッサンブラージュのポイント
マスカット・ベーリーA軽やかさをプラスして華やかなワインに
カベルネ・ソーヴィニヨン(樽熟成なし)果実味と複雑さをプラスしてバランスのいいワインに
カベルネ・ソーヴィニヨン( 樽熟成あり)まろやかさと奥行きをプラスして優雅なワインに
メルロー豊かな果実味をプラスして飲みごたえのあるワインに
プティ・ヴェルド渋みと凝縮感をプラスして骨格のしっかりしたメリハリのあるワインに

これらを読んで頭の中でイメージをしたら、実際にアッサンブラージュを行って味わってみることが重要です。
そうすることで、ワインの味わいをより記憶に刻み込むことができるからです。

アッサンブラージュボックスに同封されているガイドに沿って、楽しみながらアッサンブラージュを行ってみてください。

奥深く楽しいワインの世界への初めの一歩

キュヴェの飲み比べを行い、品種による違い、醸造方法、熟成方法による違い、アッサンブラージュによる変化…
それらをしっかり理解することができれば、自分の中に“赤ワインの味わいのベース”を持つことができるはずです。
これは、奥深いワインの世界への大きな第一歩となります。
もっと深く知りたいと思った時、ここで学んだことを念頭に置くことでより効率よく勉強を進めることができるでしょう。

ワインを勉強する目的は人それぞれですが、共通しているのは「もっとワインを楽しみたい」という気持ちではないでしょうか。
ワインは知れば知るほど楽しくなる、素晴らしい飲み物です。
しかし「どこから手をつけたらいいかわからない」と感じてしまう人も多く、それがワインの勉強に踏み出せない原因の一つになっているのではないでしょうか。
そんな時はまず、シンプルに楽しみながらできる“キュヴェの飲み比べ”がお薦めです。

この記事でご紹介したWINE BLEND PALETTEのアッサンブラージュボックスは、そのような勉強のサポートとなる心強い味方です。


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アッサンブラージュボックス


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吉田すだち(よしだすだち)
都内在住のイラストレーター。サンマに寄り添う「すだち」のように、コンテンツの<味わい>を引き出すイラストを製作中。日本ソムリエ協会認定「ワインエキスパート」。趣味は都内の美味しいワイン&料理の探索。2匹の愛する猫たちと暮らしながら、猫アレルギーが発覚!?鼻づまりと格闘しつつ、美味しいワインに舌鼓を打つ毎日をおくっている。
オフィシャルホームページ